【マトリックス通信】 こんな税理士はいらない

 

  今週はとても過激? なタイトルです。
  戦略MQ会計やマトリックス会計導入のお手伝いで
  各地の企業に伺う機会が多くなりましたが、
  ☆えっ ホントに?
  私自身もびっくりしてしまった、、、そんな会計事務所の話です。

  戦略MQ会計は、
  中小企業が「明日からどうする?!」のための会計なので、
  企業側でどのような経理処理を行なっているかを尋ねます。
  日ごろ経営にはあまり役に立たない「決算書」が
  このときばかりは貴重な資料になります。
  もちろん、経営分析をするためではありません。
    「この先の経営に役立つようなデータや情報を
                 どのように集めて作っていくか」

  の参考にするためです。

  企業が日々行なう経理処理の中身については、
  会計事務所が把握しておかなければならない重要項目です。
  会計事務所側の指導がしっかりしていれば
  私の出番はありません。

  日々の状況を確認した後、すぐに
  「どのようにMQアップに繋げていくか?」の話に移れるのですが、
  会計事務所の指導がなっていない場合は
  経営情報活用どころの話でありません。

  こんな会計事務所はホントに要らない!
  というような、事務所が
  「全国各地にある」ということが分かりました。
  経理担当者に質問をしていくうちに
  会計事務所の実態が浮かび上がってきます。

  ☆そんなこと今まで一度も聞かれたことがありません。
  ☆うちの税理士はこれまで何も言ってくれませんでした。
  ☆ほんとにこれでいいのかと思っていました。

  そんな事例を集めてみました。
 

 
 
 
【日々の現金管理について】
 ・これまで現金管理の仕方を教えてもらったこともないし、
  どのようにしているかを聞かれたこともない。
  (どうやら会計事務所は、月次試算表の現金残高と企業側が
   管理している現金有り高との照合や確認作業を
   行なっていないようです)

 現金は金種まで数えて記録する、ということを
  (私の話を聞いて)はじめて知った。
 レジの売上合計と数えた現金が合わない場合は
  レジの売上に現金を強制的に合わせていたが、
  これに関してはこれまで一度も聞かれたことがない。
  (担当者は、レジの売上合計に現金を合わせなければ
   ならないと思い込んでいたようです)

 現金を実際に金庫から出した日付ではなく
  各人が立て替えて支払った領収書の日付で伝票を記入するよう
  言われたため、現金残と合わなくて大変だ。
  (どうしたらよいでしょうか? と私が聞かれました)

【証憑書整理について】
 領収書や請求書の整理保存の仕方を指導してもらったことがない。
 会計事務所は、相手業者からくる請求書や支払った際の
  領収書などを一度も見たことがない。
  もちろんこちら側で発行する請求書や領収書の控も
  見せてほしいと言わない。

【売上・売掛金管理編】
 税法上の売上計上基準(いつの時点で売上に計上すべきか)
  についての説明や解説を会計事務所から聞いたことがない。
  (会計事務所側は企業側がいつの時点で売上に計上しているか
   についての確認や質問を一切しない)

 売掛金管理の仕方について説明や指導を受けたことがない。
 現金売上の管理の仕方について説明や指導を受けたことがない。
 売掛金の入金をその都度売上で処理するように言われた。
  (売掛金は決算期末にのみ計上するいわゆる「洗い替え」による
   方法で決算書を作成している)

 各月末の売掛金残高一覧表がない。作成する必要性も言わない。
  したがって、会計事務所は月次試算表における売掛金残高の
  確認は行なっていない様子。
  (会計事務所の商品である試算表に信頼性がない)

【買掛金管理編】
 買掛金勘定を使うのは仕入に関する業者だけで、経費などに
  関する業者は未払費用勘定で処理するように言われた。
 買掛金管理の仕方について説明や指導を受けたことがない。
 月末の買掛金残高一覧表がない。
  したがって月次では月次試算表に表示される買掛金の残高確認は
  行なっていない。

【棚卸計上編】
 棚卸の仕方について説明や指導を受けたことがない。
 会計事務所は企業が決算の際に作成する棚卸の原始記録
  (棚卸原票)を見たことがないし、これまで一度も見せてください
  と言われたことがない。
  そのためワープロなどできれいに清書した後、棚卸の原始記録を
  廃棄している事例もあった。
 税込み経理方式なのに棚卸の金額は税抜きで行なっている。
 ・個別原価計算を行っていない製造業は、期末の製品棚卸を売価で
  行なうように指導された。(これはとても恐ろしいことです)

【記帳(計算)代行屋編】
 企業側が会計ソフトで会計処理をしているにもかかわらず、
  同じデータを再度会計事務所の会計ソフトへ入力する。
 さらに勘定科目などを勝手に修正し、その結果を企業へ通知しない。
  そのため毎月の試算表にズレが生じてせっかく企業側で
  作成している会計情報が使えなくなってしまう。
  ※事務所側の会計ソフトへのデータの打ち直しは、
  非常に多く見受けられます。お客様を無視し、事務所側の都合で
  仕事をしている典型的な例です。

 税抜き経理方式は大変で手間がかかるから税込み経理方式で
  充分だと言われた。
  ※企業側が大変なのではなく会計事務所が手間がかかる
  から大変なのかもしれませんね。まさに会計事務所の怠慢、
  手抜きです。税込みで作成された決算書は経営には使えません。


  まじめに業務を行なっている会計人の方
  もしくは事務所の職員の方には信じられないかも知れませんが、
  実際に出会った本当の話です。

  ☆えっ? うちの税理士もまったくそのとおりだって?

  ・・・・・・ (^^;;
 
 

 

 


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